2026年度支部総会・懇親会

6月20日(土)午前12時よりストリングスホテル名古屋 ルーフトップガーデンにおいて2026年度佐保会愛知支部総会、講演会および懇親会が行われました。当日は、あいにくのお天気でしたが、女高師卒から令和7年卒まで55名の会員の皆さまにお越し頂けました。

Ⅰ 総会

以下の議事がすべて承認されました。

2025年度 庶務報告
2025年度 秋の特別行事報告
2025年度 会計報告
2025年度 会計監査報告
2026年度 予算(案)
2026年度 役員・退任者紹介

佐保会愛知支部規約の改正について

当番紹介

今年度は昭和61年、平成8年、平成18年、平成28年卒の皆様にお手伝いいただきました。

Ⅱ 講演            

「衣生活とSDGs」

 神戸大学人間発達環境学研究科教授 井上真理氏
(平成4年奈良女子大学人間文化研究科博士課程修了)

井上真理教授をお招きし、「衣生活とSDGs」と題した素晴らしい招待講演をいただきました。日々の暮らしに最も身近な「衣」を軸に、持続可能な社会の実現に向けた実践的な知見を深める大変貴重な機会となりました。この場をお借りして、ご多忙の中ご登壇いただきました井上教授に心より御礼申し上げます。

講演ではまず、ファッション産業が抱える深刻な環境負荷が提示されました。大量生産・大量消費・大量廃棄の構造や、製造工程におけるCO2排出、膨大な水消費、化学物質による水質汚染など、繊維産業は世界有数の環境負荷産業とされています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標12「つくる責任 つかう責任」をはじめ、サーキュラーエコノミー(循環型経済)への転換が急務であることが強調されました。

続いて、経済産業省の「繊維ビジョン」や「繊維技術ロードマップ」に基づき、2030年に向けた産業の展望が示されました。衣服から衣服への「繊維to繊維」のリサイクル技術、水を使用しない無水型染色加工、さらには快適性や健康をサポートするスマートテキスタイルの開発など、日本が誇る高い技術力を活かした先進的な取り組みが紹介されました。

さらに、研究室や学会における科学的アプローチとして、衣服の風合いや着心地を客観評価するシステム(KES)や脳波計測を用いた感覚の可視化技術が紹介されました。また、色ごとに分別して再資源化する「カラーリサイクルシステム」や、学生主導の古着回収・アップサイクルイベント「私たちのSDGs」、地域企業と連携した「MEGURUFUKU」などの具体的なプロジェクトも取り上げられ、学術と実践が融合した素晴らしい活動に深い感銘を受けました。

「毎日の暮らしは選択の積み重ね」という井上教授のお言葉の通り、私たち一人ひとりが知識を持ち、賢い選択を行う重要性を再認識いたしました。素晴らしい知見をご共有くださり、未来の衣生活と持続可能な社会について考えるきっかけを与えてくださった井上真理教授に、改めて深く感謝申し上げます。

Ⅲ 懇親会

懇親会が始まるとカーテンが開けられ、外が見えるようになり、とても素敵な景色が広がりました。昭和32年卒 大野庸子様のご発声による乾杯のあと、お料理をいただきながら各テーブルで会話がはずみました。今回、昨年までとは異なる会場で、趣向を凝らしたお料理とフリードリンクも楽しむことができました。会の終わりは女高師の校歌を口ずさみ、名残惜しい中「また来年」と言いながら、皆さま会場を後にされました。

来年度の当番は昭和62年、平成9年、平成19年、平成29年卒業の皆様です。よろしくお願いいたします。